卒業生の声今、この瞬間を生きること
【はじめに】
私は過去に兄弟を亡くしていることを含め、若くして人より悲しく辛い経験を多くしてきました。また、私にはうつ病の他に、強迫性障害という病気があります。これは、強い不安や恐怖、こだわりがあることで「やりすぎ」ともいえる考えや行動を止めることができず、日常生活に支障をきたす病気です。私が休職する前からずっと関わってきた病気でした。過去の辛いトラウマと二つの病気が原因で休職し、職場のすすめでリワークRAKUに通うことになりました。
【はじめに】
私は過去に兄弟を亡くしていることを含め、若くして人より悲しく辛い経験を多くしてきました。また、私にはうつ病の他に、強迫性障害という病気があります。これは、強い不安や恐怖、こだわりがあることで「やりすぎ」ともいえる考えや行動を止めることができず、日常生活に支障をきたす病気です。私が休職する前からずっと関わってきた病気でした。過去の辛いトラウマと二つの病気が原因で休職し、職場のすすめでリワークRAKUに通うことになりました。
●病名などについて
病名:うつ状態
職種:事務系
発病に至った環境要因:新しい環境での業務負担と時間外勤務
【はじめに】
私はHSPという気質を持っています。HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」のことで、生まれつき「非常に繊細な人」「非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人」という意味です。病気ではなく、生まれ持った気質なので治すことができません。
この気質を持っていた為に、うつ病になってしまったのも否定できません。
人と違う感覚を持っているが故に否定されることが多く、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまった私は、自分の事を知ることから始まりました。
【病名ほか】
病名:適応障害
発症に至った環境要因:人事異動による環境・業務内容・役割の変化
勤続年数ほか:9年(転職) ※休職回数:1回/休職期間:9ヶ月
1. 仕事第一人間が休職するまで
私はもともとワーカホリック的な面があり、仕事をすることに生きがいを感じていました。また、今まで健康だけが取り柄で病気をしたことがなく、自分の心身に無頓着なところがありました。
今までアクセル全開で仕事に打ち込んできたのだと思います。自分では辛いと思っていませんでしたが、徐々に長時間労働による疲労が蓄積していたのでしょう、ある日突然、朝起きられなくなってしまいました。
その後は、坂道を転げ落ちるようにどんどん体調を崩し、まともに仕事が出来ない状態となり、休職することになりました。
◆私の病名などについて
病名:うつ状態
職種:営業(マーケティング/プロモーション)
勤続年数:26年(休職期間 1年、倦怠感4か月)
発症に至った環境要因:コロナ罹患の後遺症による倦怠感等
1. 幼少期から振り返る
幼少期はいわゆる「おとなしく手のかからない子」「のんびり屋さん」「ドジっ子」でした。
学生時代は楽しく不自由なく過ごす半面、交友が極端だったり自己評価と他者評価との差に気付いたりすることはありました。また、周囲の話が聞こえ難かったり流れについていけなかったりすることもあり、適当に相槌をうったり空返事をしたりしていました。その頃は周囲から少し浮いていても「個性」とみられていたと思います。
社会人になりIT技術職に就き、顧客先で個人や少人数で社内システムアプリケーションの開発や管理を長年行っていたので、考え方やコミュニケーションの癖や苦手さ、偏りに気付きにくかったです。不注意によるミスも度々起こしましたが、大きなトラブルにならなかったことも気づきにくさに繋がったと思います。忘れ物や失くし物もありましたが、顧客貸与物の紛失はありませんでした。システムアプリケーション管理は顧客先にいることが大事といわれるので、体調不良でも出勤し、休むことはほとんどありませんでした。
【リワークに参加するきっかけ】
私は、コロナ禍での在宅勤務が1つの要因で、抑うつ状態となり休職しました。心療内科での服薬中心の治療と自宅での休養により症状が回復し、主治医に復職をしたいと伝えると、リワークへの通所を勧められました。リワークRAKUのホームページを見て、復職に向けた活動の練習になるし、気になっていた認知行動療法も学べることもわかったので、リワークRAKUに参加することにしました。
<病名など>
病名:非定型うつ病
職種:事務系・経理系
勤続年数:15年(休職回数4回、休職期間計3年以上)
発症に至った環境要因:人事異動による環境変化、長時間残業、サービス残業など
【過労による抑うつ状態と診断、休職するまで】
私はIT企業で働いていましたが、同時に副業も行っていました。私自身、元々常にフルパワーで働く気質があり、本業、副業ともに全力で取り組んでいました。どちらも期限に追われる仕事であったため、強いストレスに晒されていました。その状態の中、同棲を始めたことで生活スタイルがこれまでとは大きく変わり、徐々に睡眠不足になっていきました。そして、最終的に不眠になり、さらには強い胸痛に襲われるようになったことで簡単な業務すらできなくなりました。上司の勧めで精神科を受診し、結果過労による抑うつ状態と診断され、休職することになりました。