趣味を持つことの大切さ
うつ病の回復には趣味を持つことが有効に働きます。これは人が基本的に1つのことしか考えられず、趣味に取り組んでいるときには趣味のことしか考えなくなるためです。
趣味を向上させるためのことを考えるようになり、マイナス思考が向上心や好奇心に傾いてくることで、気分転換ができるようになります。
しかし、没頭できるほどの趣味がこれまでなかったという人にとって、いきなり治療のためにずっと続けられそうな大好きな趣味を見つけるというのは難しいことです。また、趣味を見つけたとしても、途中で飽きてしまっては継続することができませんので、趣味がない方は気負わず、簡単でやってみたいとおもうようなものから、始めて見るのが良いでしょう。
趣味講座のプログラムでは、いろんな趣味に挑戦してみることができます。
ただやってみるだけですので、はじめは成功も失敗もありません。自分で面白い、楽しいと思える趣味が見つかれば、それを突き詰めて行くことに喜びを見いだせるようになるでしょう。
また、趣味を持つことは、自分の時間を持つことにも繋がります。常に体を動かしたり、集中して作業を行ったりする必要があるため、体力の回復や、集中力、思考能力の回復にも役立ちます。
趣味を行なう時の注意点
趣味が楽しくない場合には、それ以上続けないのが良いでしょう。また、没頭できる趣味を見つけた時でも、疲れを感じたときには適度に休憩を入れることも大切です。
趣味講座は「楽しい」「楽しくない」といった自分の気持ちを正直に認識する力や、「疲れた」と感じるときに適度な休憩時間を設けて自分の体や精神をコントロールする力を培うのにも役立てられるプログラムです。
同じ趣味の仲間を見つけられる
趣味講座のプログラムは、複数の人と一緒に受けるのが一般的です。たくさんの人と一緒に同じ趣味に取り組むことで、コミュニケーションや共同作業に少しずつこころや体を馴らしていきます。
一緒にリハビリを受ける人々は、同じようにメンタルヘルスに不調を抱えているので、お互いの事情を察しやすく、特に同じ趣味の人との会話は弾みやすいので、コミュニケーションのトレーニングには最適です。
ご紹介した以外にも、治療や回復の過程によって注意する点も異なります。詳しくはかかりつけの医師などにご相談ください。
病気についての知識Knowledge of the disease
ご本人様向けの知識Knowledge for the parties
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リワークの知識Knowledge about rework
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