私は今回、3回目の休職でした。
今回の休職に至った経緯は、会社の合併による職場環境や人間関係の変化によるものでした。
日々のストレスは小さいものでしたが、気が付かないうちにストレスを溜め込んでしまっていたようで、祖母の死をきっかけに会社に行けなくなってしまいました。
休職したばかりの頃は、なぜうつ状態が再発したのか原因が分かりませんでした。
祖母が亡くなるまでは、元気に会社に出社できていたからです。なので、早く復職しなければならないという焦りの気持ちでいっぱいでした。
しかし、気持ちとは裏腹に身体はどんどん動かなくなり、頭痛、倦怠感、吐き気などの身体症状に悩まされる日々が続きました。まさにうつ状態の急性期でした。
この頃は、とにかく休養と服薬を遵守してベッドで過ごす日々を送りました。
そうして1年が経った頃、身体と心が安定するようになってきたので、復職を考えるようになりました。
今までは、復職時に大変苦労したので、今回は第三者のサポートが受けられないかと調べていたところリワークという存在を知りました。すぐに主治医に相談しました。
そこで、紹介してもらったのが『リワークRAKU』でした。
参加前のオリエンテーションのときには、久しぶりに主治医以外の人と話すのでとても緊張したのを覚えています。しかし、スタッフさんが優しくゆっくりと説明して下さったので、緊張もすぐに解けていきました。
週1日からの参加でスタートしましたが、1年も自宅に引き籠っていたので外出するのにとても疲れました。
けれども、続けて通ううちに身体が慣れていき、週3日、4日、5日と順調に参加日を増やしていくことができました。
リワークプログラムは座学が多いのかと勝手思い込んでいましたが、座学による集団認知行動療法や心理療法のほかにも、ヨガ体操、趣味講座、アサーション、自己洞察など多岐にわたるプログラムが用意されており、多角的に自分を知ることができました。
なかでも、私にとって特に役に立ったプログラムは自己洞察でした。
初めてうつ状態に陥ったときから現在までを振り返るのはとても勇気が必要でした。
しかし、自分の過去と向き合うことで、ようやくうつになった私を受け入れられるようになったのです。今まではうつと自分自身を分けて考えていたのです。心のどこかで自分がうつになったことを認められずにいたのだと思います。
私は自己開示が苦手で、自分の気持ちをうまく話せないところがありましたが、自己洞察の内容をメンバーの前でプレゼンさせていただき自分の一番見せたくなかった部分をさらけ出したことで、スッキリしたとともに自分に自信を持てるようになりました。
今、復職を目の前にして、とても充実感で満ちています。
社会で生きていく限り、ストレスは付きまといます。ストレスのない生活はなかなか難しいでしょう。
しかし、リワークで学んで新しくなった私であれば、乗り越えられるだろうという自信があります。
今この文章を読んでくださっているあなたも、もしかしたらストレスにより自信をなくしているかもしれません。ぜひリワークRAKUで、自信を取り戻してほしいと思います。
リワークRAKUで一歩踏み出してみて下さい。きっと新しい自分と出会えます。
最後に、スタッフ、メンバーの皆様、ありがとうございました。
掲載日:2021年09月21日