※受付時間 月曜日~金曜日 9:00 ~ 17:30

Tel:03-6806-1926

支援する皆様へ

※受付時間 月曜日~金曜日 9:00~17:30

「 ご利用者の声 」

「あたりまえ」は「あたりまえ」じゃない

 「リワークに行かないと復職させられない。」職場で言われたとき、抵抗した。産業医面談でしか言葉を交わさない人の判断で給料が減っている現状に対し、怒りを覚えていた。休職から半年がたち、思考力、判断力も休職前並みに回復していた。そこで、主治医に復職の打診をし、復職の診断書を用意し、職場の規則を探し、どうにかリワークに行かない方法を探した。それでも行くことになってしまった。リワークを探すと言っても、選択肢が膨大にあった。医療リワークや福祉リワーク。同じリワークでも登録までの手続きが異なり、はじめてのリワーク探しは不安と焦りの日々だった。リワークRAKUを選んだのは本当に偶然だった。職場ではリワークに行けと言われ、福祉リワークを複数カ所見学に行っていて、一か所に登録する直前まで話は進んでいた。ところが、ふたを開けてみると医療リワークしか選択肢がなかった。医療リワークを探した時、家から一番近いリワークがRAKUだった。

 予約し、説明を聞きに来た。スタッフさんに休職の経緯や回復している現状を伝え、最短での復職を目指していることを伝えた。スタッフさんの言葉で印象に残っているものがある。「他のリワークも観て来て、それでうちが良ければ来てください。」自分のリワークの利益を考えず、アドバイスをしてくれたことに驚いた。

最速でリワークを終わらせ職場に戻り、リワークに意味がないことを証明するつもりで最初は生活していた。だが、通所から3ヶ月が過ぎたころ、リワーク出所の見通しが立たないことに不安を覚えた。体調を崩し、出席できない週があった。三日ほどで持ち直し、出席すると、他の利用者さんから「心配した」、「体調が戻ってよかった」と言われた。その時、自分の周りは敵だらけと考えていた自分は、そうじゃないと気付けた。リワークに通うことで、周りは敵じゃないことを生活の中で実感することができた。

自分の考え方には偏りがあった。リワークに通うことで、考え方を否定するのではなく、考え方を増やすことが出来た。

「自分ができる程度の事はみんなができること」→「自分は他の人より多くのことができる長所がある。」

「できないとしても別の方法がある」→「できないことがあったっていい」

「結果を出せば過程はどうでもいい」→「結果よりも過程が大事と考えることも必要」

そして、増やした考え方を使うも、使わないも自分次第だということ。今までの自分を変えるのではなく、新しい武器を増やすことになると学んだ。

リワークRAKUでは、メンタル疾患に対する様々な講義や生活チェックを通した自身の見直し、趣味レクレーションによる新しい自分の発見など多くの「気付き」があります。中でも一番のおすすめは利用者間での交流です。美味しい昼食の共有や趣味の会話など休職してから久しく忘れていた、人との会話の楽しさを再認識できます。 今後はこのリワークで学んだことを積極的に活用し、リワークで過ごした時間が有意義であったことを証明していきたいです。

掲載日:2025年01月20日

ページのトップへ