私は家族の心身の不調へのサポートと仕事との両立を続ける中で疲労やストレスが蓄積し、子育てやコロナ禍を機に働き方も大きく変化したことで、家庭と仕事を両立させていくことへのプレッシャーや精神的なストレスが膨らんでいき、不眠、うつ、帯状疱疹を発症し、休職に至りました。
自宅で療養しつつ、メンタルクリニックや整形外科へ通院を続けて徐々に症状は回復したものの、家族以外の人とほとんど会話していなかった私にとって、集団の中で再び職場に戻って仕事をしていくことへの不安が大きかったため、主治医に相談し、リワークへ通ってみることにしました。
リワークでは、集団の中で復職への準備を進めていくというイメージがあり、自分の不安が少しは緩和されるのではという淡い期待がありましたが、実際にリワークRAKUに通った今の実感としては、その期待をはるかに大きく超えるものでした。
リワークには様々な事情で体調を崩しながらも、復職へ向けて取り組んでいる参加者が沢山おり、さまざまなプログラムを通じて自分の症状を学び、自己開示していくことで他者理解や自己理解を深めることができ、多くの気づきを得られました。自己開示は勇気が要ることでしたが、RAKUの参加者の皆さんに自分自身を受け入れてもらえたことで、安心して通所することができました。自分の状況を説明し、周囲から理解を示してもらうことの重要性を強く実感しました。
リワークのスタッフさんからはさまざまなフィードバックをいただき、不安や困りごとを親身になって聞いて下さりました。安心して相談できる人、場所が出来たことも復職に向けて進んでいけた大きな支えになりました。
RAKUへの参加を通じて、生活リズムが整っていき、自分の症状、行動特性を理解し、自分なりの再発予防策を準備することで、漠然とした大きな不安や焦りも少なくなっていきました。
休職期間は当初の想定よりも長くなりましたが、焦らずじっくりリワークに通うことで得られたものは計り知れず、私にとっては大きな財産となりました。 復職に向けて不安が大きい方がいましたら、ぜひ一度リワークRAKUに連絡してみてはいかがでしょうか。読んで下さった方の後押しになりましたら幸いです。
掲載日:2025年01月20日